Facebookアプリケーションはログオン時に自動起動するようになりました。ここまで来ると自動起動ついでに自動最小化もしてほしいものです。
Facebookアプリはバックグラウンド実行的に使用するので、デスクトップ上にこれみよがしにウィンドウを開いてほしくありません。必要な時には自分でタスク・マネージャのアイコンをクリックしてウィンドウを開きます。
アプリケーションを起動時に自動最小化するには、KDE PlasmaのSystem SettingsのWindow Rulesを使います。設定は少々ややこしいので説明しておきます。
自動最小化させる
まず、Window Rulesの+ Add New...をクリックします。

すると新しいルールが開きますのでDescriptionに説明を入れます。この説明はルール一覧に表示されますので、簡潔で分かりやすいものにします。ここではFacebook Appとしておきましょう。

次が重要なポイントです。Facebookアプリを最小化するには、Facebookアプリのウィンドウを識別しなければなりません。その識別は2ステップとなります。
ステップ2は自動ですので、ステップ1について説明します。
まず、Facebookアプリを開いてください。次に、Window Ruleウィンドウ下部のDetect Windows Propertiesをクリックします。

するとマウスカーソルがクロスヘア(十字)になりますので、Facebookアプリのウィンドウをクリックします。ここまでがステップ1です。
この結果、ステップ2が実行されてウィンドウの各種情報が表示されます。それらの中からWindow class (application)をクリックしてください。

これで、Window Class (application)フィールドにFacebookアプリのウィンドウを識別するための情報が書き込まれます。

これでFacebookアプリのウィンドウを特定できるようになりました。次にこのウィンドウに何をするかを宣言することになります。
Windows Rulesウィンドウ下部の+ Add Property...をクリックします。「プロパティ?」といぶかしむかもしれませんが、これはルールに対してプロパティを追加するということです。追加するプロパティが動作を宣言します。

プロパティ一覧が表示されますので、Minimizedをクリックしてください。

ルールにMinimizedプロパティが追加され、Apply initiallyが表示されます。これは「ウィンドウ表示直後に最小化を適用するか」という意味ですので、Yesを選択します。

これで設定は終わりです。Window Rulesウィンドウ下部のApplyボタンをクリックしてルールを適用してください。